ボーイング、「787-9」初飛行が無事完了　およそ5時間のフライト

2013年9月18日

ボーイングは9月17日、787ドリームライナーの派生型「787-9」の初飛行が成功したと発表しました。

ボーイング、787-9型機の初フライトの様子=エバレット/ペイン・フィールド資料提供:Boeing

787-9型機の初号機の機体番号/レジは「N789EX」。初飛行当日、現地時間午前11時2分にアメリカ・ワシントン州エバレットのペインフィールドを離陸し、およそ5時間のフライトを実施。16時18分にボーイングフィールドに無事着陸し、787-9の初飛行が成功しました。

9/17、初飛行が無事成功したボーイングの787-9型機資料提供:Boeing

787-9型機は787-8よりも全長が6.1メートル長い機体で、現在の787-8型機と比べると座席数は40席増え、計290席の座席仕様が可能。航続距離はおよそ14,800～15,750kmと、これまでより555kmも延長し、燃費は同型機と比べるとおよそ20％改善されます。
787-9のローンチカスタマーはニュージーランド航空（ANZ）。ボーイングによると、順調に進めばニュージーランド航空への787-9初号機のデリバリーは2014年半ばとしています。
また、787-9はアエロメヒコ航空、エア・カナダ、中国国際航空、エールフランス、ANA、アメリカン航空、アルキア・イスラエル航空、アリク・エア、ブリティッシュ・エアウェイズ、エティハド航空、JAL、ジェットエアウェイズ、KLMオランダ航空、大韓航空、ラン航空、サウディア、LCC（格安航空会社）のスクート、ユナイテッド航空、ベトナム航空、ヴァージン・アトランティックの航空会社20社と航空機リース会社のエア・リース・コーポレーション、アビエーション・キャピタル・グループ、ILFCに加え、ボーイング・ビジネスジェットがボーイングに発注しています。

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