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アメリカン航空とUSエア、発着枠返上で合併 世界首位のエアライン誕生へ
アメリカン航空(AAL)とUSエアウェイズ(AWE)は11月12日、両社の合併について米国司法省(DOJ)が条件付きで容認したと発表しました。
米国司法省はアメリカン航空とUSエアウェイズが合併することで、アメリカの航空会社間の競争を妨げ、反トラスト法(独占禁止法違反)の恐れがあるとみて、8月に合併差し止めの裁判をワシントンの連邦地裁に提訴していました。しかし、アメリカン航空の親会社AMRとUSエアウェイズが、ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港やロサンゼルス空港など計7空港の発着枠を一部返上することで、米国司法省が合意。これにより、年内に両社の合併手続きは完了する見込みです。
アメリカン航空とUSエアウェイズの合併が完了すれば、新生「アメリカン航空」が輸送実績1位のユナイテッド航空を抜いて、世界首位の航空会社となります。
なお、USエアウェイズは11月現在、スターアライアンスに加盟。今回の合併に伴い、今後はアメリカン航空が加盟するワンワールド・アライアンスへの移行を発表しており、USエアウェイズのスターアライアンス脱退は確実な状況です。