スターアライアンス、アビアンカブラジルの加盟へ 南米の路線網を強化

スターアライアンス,アビアンカブラジル

12月13日、ウィーンで行われたスターアライアンス取締役会の席で握手を交わすスターアライアンスのマーク・シュワブCEO(左)とアビンカネットワークのジャーマン・エフロモビッチ会長(右)資料提供:スターアライアンス

スターアライアンスは12月13日、同連合加盟航空各社のCEOで構成される取締役会において、アビアンカ航空(AVA)のメンバーシップにアビアンカブラジル(ONE)を含めることを満場一致で決定しました。

これは、スターアライアンスのブラジル市場を強化するための方針。ブラジル最大の航空会社であるTAM航空(TAM)がチリのLAN航空(LAN)と合併することで、TAM航空はスターアライアンスを脱退し、2014年3月31日にLAN航空加盟のワンワールド・アライアンスへ正式加盟するため、スターアライアンスではブラジル路線の空白を回避すべく、アビアンカブラジルの加盟を2014年中に目指します。

スターアライアンスはアビアンカブラジルの主要ハブ空港であるサンパウロ(グアルーリョス国際空港)と、リオデジャネイロ(アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港)における乗継利便性を向上させるため、最初に同社のネットワーク拡張に取り組むとしています。

LAN航空と経営統合し、南米最大の航空会社「LATAMエアライン・グループ」の傘下となったTAM航空は、2014年3月末にスターアライアンスからワンワールド・アライアンスに移行し、同連合の連携を強化します。