JAL、ブリティッシュエア、フィンエアー 日欧間の運賃を共通化

フィンエアー

JAL、ブリティッシュ・エアと共同運賃を発売するフィンエアー Photographer:Tetsu Maruyama/Flight Liner

 共同事業を展開する日本航空(JAL)、ブリティッシュ・エアウェイズ、フィンエアーの3社は、日本-欧州路線における共同運賃の発売を開始しました。

 3社は一部運賃を除く日本発ヨーロッパ行きとヨーロッパ発日本行き運賃を2014年4月1日出発分より共通化。コードシェア便も3社共同運賃で利用可能とし、JAL、ブリティッシュ・エアウェイズ、フィンエアーが運航する便の中から、出発・到着時刻、利用空港(羽田・成田・中部・関西)や運賃額など、利用者のニーズに合わせて選べるようになっています。

  運賃額は成田発ロンドン・ヘルシンキ行き往復運賃の例として、ファーストクラスが250万8000円、ビジネスクラスが38万9000円~、エコノミークラスが5万円~。各種運賃はJAL、ブリティッシュ・エアウェイズ、フィンエアーの公式ホームページから購入できます。

 現在、羽田-ロンドン線に週5便で運航しているブリティッシュ・エアウェイズ便は、3月30日の2014年サマーダイヤより週6便へ、5月7日からはデイリー運航へと増便。また、羽田空港の出発時間も午前6時35分発から午前8時50分発へと変更します。

ブリティッシュ・エアウェイズ

3月30日より段階的に羽田-ロンドン線を増便するブリティッシュ・エアウェイズ Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 加えて、同日にはJAL運航の羽田-ロンドン便が増設され、羽田-ロンドン線はJAL、ブリティッシュ・エアウェイズあわせて毎日2便となります。成田-ロンドン線はブリティッシュ・エアウェイズが1日1往復として運航しており、春以降の東京-ロンドン線を強化します。

 日本-欧州路線の共同事業においては、全日空(ANA)がルフトハンザドイツ航空(DLH)、スイスインターナショナルエアラインズ(SWR)、オーストリア航空(AUA)とのジョイントベンチャーで国土交通省より独占禁止法適用除外の認可を受け、4社で共同運賃を発売しています。