空港カウンターは長蛇の列 航空各社、9日も羽田便を中心に欠航

 太平洋側を中心に大雪なった影響で航空各社では8日に引き続き、9日も羽田空港を発着する便を中心に欠航や遅延、条件付き運航が発生しています。

 12時現在、羽田空港を発着する便は航空管制指示のため遅延が発生しており、日本航空(JAL)と全日空(ANA)では降雪等の影響で羽田空港を発着する一部の運航便に欠航・遅延が発生。午後も影響が続き、運航便に欠航・遅延が発生する可能性があります。

羽田空港

記録的大雪の影響で欠航や遅延便が多数発生した羽田空港 Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 また、JALは降雪による影響で女満別・釧路・とかち帯広・函館・青森・三沢・いわて花巻・仙台空港の発着便に、ANAは女満別・釧路・帯広・根室中標津・大館能代・新潟・仙台・福島空港の発着便に、遅延、欠航、出発空港への引き返しもしくは、他空港へ着陸する可能性があるとしています。

 スターフライヤー(SFJ)は羽田空港を発着する便を中心に計8便が欠航し、スカイマーク(SKY)は新千歳、旭川、仙台、成田、羽田、神戸、米子、福岡、長崎、熊本、鹿児島、那覇、石垣空港を発着する便に欠航、遅延、他空港への着陸等の影響がでる恐れがあります。

 LCC(格安航空会社)のジェットスター・ジャパン(JJP)は、降雪の影響および機材繰りにより、成田空港を発着する便を中心に計25便が欠航。4,289人の乗客に影響がでています。また、ピーチアビエーション(APJ)の仙台-関西線(MM132/MM131)が欠航し、バニラ・エア(VNL)は6便の欠航が決定、2便の遅延が発生しています。

 欠航便が多数発生したことに加え、リムジンバスが運休したことも影響し、8日は羽田空港ロビーで一夜を明かした人たちであふれ、9日の午前中は空港のカウンターに変更や払い戻し等を求める人で長蛇の列ができていました。