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ANAの747「JA8961」離日 フェリーフライトで生まれ故郷のアメリカへ
ジャンボの愛称で親しまれ、日本の空を支えてきた全日空(ANA)のボーイング747-400D最後となった機体番号「JA8961」が4月16日午後9時12分、羽田空港を離陸しました。
JA8961は3月31日、羽田-那覇間で最後の定期運航便を終えた機体。同機のラストフライトを飾った那覇発羽田行きNH126便は搭乗率100%としてその役目を終え、これまでに約4万6160時間(NH126便運航終了後の推定値)飛行し、自慢の輸送力を発揮してきました。羽田空港805番スポットに駐機していたJA8961は同空港を午後21時2分にブロックアウトし、C滑走路にて21時12分テイクオフ。フェリーフライトNH9432便としてアンカレッジを経由し、その後はアメリカ・ミシシッピ州のテューペロ・リージョナル空港に向かいます。
JA8961はテューペロ・リージョナル空港到着後、補修用に部品取りが行われた上で解体され、747退役記念のラストツアーである「B747を見送るアメリカツアー5日間」の参加者は、現地で最後のランディングや747の機内撮影ができるほか、機内見学、機体胴体へのお別れメッセージの書き込み、機材の一部の部品取り外しの体験を行います。
今回のANAのJA8961離日により、日本の航空会社が保有する747型機の旅客機はすべてなくなり、現在は日本貨物航空(NCA)の747-8F貨物機と政府専用機の747のみとなりました。