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全席が本革シート JAL、スカイネクスト初号機「JA007D」公開
日本航空(JAL)は5月27日、羽田空港隣接の同社格納庫で国内線新仕様機材「JAL SKY NEXT(JAL スカイネクスト)」を公開しました。同機は運航初日の5月28日に羽田-福岡線でデビューし、JAL国内線で新たな「ひとつ先のスタンダード」が始まります。
【写真17選】JALスカイネクスト、サクラや若葉のLEDでおもてなし
JALスカイネクスト初号機はファーストクラス14席、クラスJが82席、普通席279席を備えるボーイング777-200型機の機体番号「JA007D」。機体には「JAL SKY NEXT」のロゴがあしらわれています。機内の特徴は、熟考を重ねて開発された艶やかな革張りシートと快適な機内を演出するLED照明。革シートは滑りやすいという懸念点があるものの、JALはシートにステッチを施したほか、クッションの形状を工夫したことで滑りにくいホールド感のある座席を実現させています。
全12色からなるLED照明は季節や時間に応じた明かりで心地よいインテリア空間を演出し、カーペットは国際線と同じものを採用しており、28日から新たなJAL機内の雰囲気を楽しむことが出来ます。
スリム化した普通席はシート形状の工夫により、膝まわりのスペースがこれまでよりも最大約5cm拡大。シート素材は高級乗用車や高級家具などに使われる高品質レザーを採用。シートを軽量化したことでCO2排出削減にも直結し、地球環境にも貢献します。
普通席より約18cmも広い本革製シートのクラスJは前後平均97cmのシートピッチで、シート幅はアーム部分含み平均47cm。高い質感と深いリクライニング感が得られる座席空間にデザインしたことで、ゆったりと快適に過ごせるフライトを提供します。クラスJはこれまで通り、運賃にプラス1,000円で利用できます。JALスカイネクストの運賃は従来の国内線仕様機と同額の運賃。羽田-福岡線の運賃の目安は、55日前まで予約可能なスーパー先得で1万200円から。機内でメールやSNS等も楽しむことができる無線LAN対応のインターネットサービス「JAL SKY Wi-Fi(JAL スカイワイファイ)」は7月下旬以降の導入を目指します。
JAL広報部によると、スカイネクスト改修対象機材はボーイング777-200が12機、777-300が4機、767-300と767-300ERが20機、737-800が41機の合計77機。JAL国内線機材のうち9割以上の機材をスカイネクストに全面刷新します。
導入当初は羽田-福岡線で運航を開始し、今後の改修状況により伊丹、新千歳線など順次投入路線を拡大させます。
■JALスカイネクスト 羽田-福岡線 運航スケジュール(5/28~6/30)
JL303便 羽田 07:25 → 福岡 09:15
JL315便 羽田 12:25 → 福岡 14:15
JL325便 羽田 17:25 → 福岡 19:15
JL310便 福岡 10:00 → 羽田 11:35
JL320便 福岡 15:00 → 羽田 16:35
JL332便 福岡 20:00 → 羽田 21:35
(※5/28 12:37更新 改修対象機材数を訂正)