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デルタ航空、航空博物館を大幅リニューアル
デルタ航空(DAL)は6月17日に「デルタ航空博物館」をリニューアルオープンしました。アトランタの本社屋に隣接し、6万8000平方フィートの広さを有する航空博物館は、85年間にわたるデルタ航空の歴史と、民間航空産業の発展の軌跡を航空機やユニフォームなどの展示を通して紹介しています。
航空史跡に指定されているデルタ航空博物館は1940年代にデルタが使用していた格納庫にあり、デルタ航空基金のほか、アメリカン・エキスプレス、エアバス、ニューヨーク・ヤンキースなど、各スポンサーからの寄付により大幅リニューアルし、このたび博物館として一般公開されることになりました。展示には、1929年のデルタ航空初の旅客便に使用された航空機に近い型のトラベルエアー6Bセダン機、1982年に従業員が資金を出して会社のために購入したボーイング767型機「スピリット・オブ・デルタ」、デルタ航空便として空を飛び、従業員とボランティアによる修復作業を終えたDC-3型機など、歴史的な5機の航空機が含まれます。
博物館には客席117席をもつ劇場と、ロッキード L-1011 トライスターの胴体部分を使用した30席の会議室が併設されているほか、コンベア880機のコックピット展示、ボーイング737-200型機のフルモーション・シミュレーターの体験コーナーがあり、操縦体験を楽しむことができます。このフルモーション・シミュレーターは、デルタ航空のパイロット訓練に実際に使用されていたもので、米国内で唯一、一般公開されているものです。