エアバスとALCによる覚書調印式の様子 資料提供:Airbus
エアバスとロサンゼルスの航空機リース会社エア・リース・コーポレーション(ALC)はファンボロー・航空ショー2014で、先日発表したA330ファミリーの改良型A330-900neoとA321neo発注の覚書を締結したと発表しました。A330-900neoの発注は今回が初めてで、ALCが同機のローンチカスタマーとなります。
覚書での発注内訳はA330-900neoが25機とA321neoが60機。現地時間7月14日付けで調印されました。A330-900neoのエンジンはロールス・ロイス社製が手がける最新エンジン「トレント7000」が採用されており、A321neoのエンジンはALCがこれから選定します。
ALCによるこれまでのエアバス機発注確定分はA320ceoファミリーが50機、A320neoファミリーが110機、A330ファミリーが15機、A350 XWBファミリーが25機の合計200機。A330-900neoの25機覚書発注分を含めると225機に達します。
エアバスのA330-800neoとA330-900neoは2014年7月に発売されたA330ファミリーの改良型ワイドボディ機。開発が進むA350 XWBのウィングレットと同等のものが搭載され、1席あたりの燃費は14%向上。航続距離は最大400海里(約740キロメートル)の増加が期待されています。
A330neoシリーズの初号機引き渡しは2017年の第4四半期になる見込みです。
ALCが覚書で発注したエアバスA321neo型機イメージ 資料提供:Airbus
ALCが覚書で発注したエアバスA330-900neo型機イメージ 資料提供:Airbus