羽田-久米島線が搭乗率トップ JAL、14年上期実績

JAL,マイルフライト

9月ならびに上期の輸送実績を発表したJAL © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年8月

 日本航空(JAL)をはじめとするJALグループは、2014年9月ならびに同年度上期の輸送実績を発表しました。

 9月の国際線旅客数は前年比1.8%減の65万8398人、座席有償利用率(ロードファクター・L/F)は前年比2.1%減の77.6%。

 期間中、方面別で太平洋線の旅客数が前年比7.3%アップで最も増加し、16万5246人。最も利用率が高かったのは84.7%(前年比3.0%増)のオセアニア線のでした。一方、前年比で最も旅客数が減少したのは韓国線で、前年比6.2%減の6万1870人。最も利用率が低かったのは64.0%(前年比4.3%)の中国線でした。

 14年度上期(4-9月)の総旅客数は前年比1.2%増の389万5416が利用し、利用率は同0.5%減の75.8%。期間中はオセアニア線の旅客数が前年比で最も増加し、最も減少したのは韓国線。利用率は太平洋線が最も高く、中国線が最も低い結果となりました。

日本トランスオーシャン航空

羽田-久米島線に就航するJALグループの日本トランスオーシャン航空 © Toshio Tajiri/Flight Liner=14年1月

 国内線旅客数はJALグループ全体(JAL・JTA・JEX・J-AIR・JAC・RAC)で前年比1.0%増の283万2724人が利用し、座席有償利用率は前年比1.5%アップの71.3%。

 JALグループ国内線で搭乗率が最も高かった路線は、89.8%の伊丹-札幌線。次いで88.9%の那覇-久米島線、88.7%の関西-石垣線、88.1%の羽田-宮古線、87.6%の伊丹-函館線と続きます。

 このほか、那覇発着の伊丹、関西、中部線、羽田発着の札幌と釧路線が利用率82%以上を記録しており、9月は3大都市圏と旅行需要の高い沖縄・北海道方面を結ぶ路線が好調でした。

 14年度上期(4-9月)で搭乗率が最も高かった路線は、83.3%の羽田-久米島線。同路線はJALグループの日本トランスオーシャン航空(JTA)が7月13日から8月末日までの期間中にボーイング737-400型機にて1日1往復運航していた季節便で、定期便の搭乗率トップは83.0%の那覇-岡山線。次いで、81.5%の伊丹-函館線、81.4%の伊丹-札幌線、81.1%の羽田-宮古線、79.9%の中部-那覇線となっています。
 
■JALグループ 9月国内線搭乗率トップ10路線
伊丹-札幌線  89.8%
那覇-久米島線 88.9%
関西-石垣線  88.7%
羽田-宮古線  88.1%
伊丹-函館線  87.6%
伊丹-那覇線  85.8%
関西-那覇線  85.3%
中部-那覇線  85.3%
羽田-札幌線  84.9%
羽田-釧路線  82.7%

■JALグループ 上期国内線定期便搭乗率トップ5路線
那覇-岡山線  83.0%
伊丹-函館線  81.5%
伊丹-札幌線  81.4%
羽田-宮古線  81.1%
中部-那覇線  79.9%
(季節便:羽田-久米島線 83.3%)