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JALも発注したエアバスA350 XWBが日本初飛来 19日から3日間羽田ステイ
A350 XWBが羽田空港に到着する予定時刻は19日の15時25分頃。駐機場所は羽田空港に隣接する日本航空(JAL)の格納庫前。当日は韓国の金浦空港を出発して羽田に向かいます。操縦はエアバスのパイロットが担当。
JALによると、20日は同社格納庫でA350 XWBを関係者向けに披露し、翌日21日12時45分頃にはベトナムのハノイに向けて羽田を出発するという。20日にはデモフライトを予定しています。
飛来予定の機体は5機あるA350 XWB試験機のうち、機体番号「F-WWYB」(製造番号MSN5)」のA350-900型機。同機は後方に「Around the world(世界中を巡る)」のタグラインと垂直尾翼にカーボン模様をあしらっています。客室も完備しており、ビジネスクラス42席とエコノミークラス223席の2クラス制。計265席を備えます。
A350 XWBのローンチカスタマーはカタール航空(QTR)で、塗装を終えた同社向けA350 XWB初号機は10月にロールアウトしており、エアバスは年内にも納入する見込みです。
最新の航空力学が導入されているエアバスA350 XWBは、機体の53%に複合材を採用することで軽量化が実現し、航空会社の運航コスト低減にも寄与する次世代旅客機。エンジンはロールス・ロイス社製のトレントXWBを装備しています。3機種で構成され、標準座席数はA350-800が276席、A350-900が315席、A350-1000が369席。
A350 XWBには神戸製鋼の部品がフランスの航空機用着陸装置大手企業を通じエアバスに供給されるなど、日本の企業も同機のサプライチェーン強化に貢献しています。
日本の航空会社では、JALがボーイング777型機の後継機としてA350 XWB(A350-900が18機、A350-1000が13機)を31機とオプション25機、最大56機発注しています。同社は2019年にA350初号機を受領する見込みで、国内線と国際線の両方に導入します。