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現社名最初で最後 ソラシドエア、国際線デビュー
ソラシドエア(SNJ)は10月17日、宮崎空港から台湾・高雄へのチャーター便を就航させ、2002年8月の就航以来初めて国際線に参入しました。同社は12月1日付けで現在の商号「スカイネットアジア航空株式会社(Skynet Asia Airways Co., Ltd.)」をブランド名と同じ「株式会社ソラシドエア(Solaseed Air Inc.)」に変更することを決定しており、今回のチャーター便は現社名として最初で最後の国際線となります。
初の国際チャーターは満席
今回のチャーター便の用機者は宮崎交通。8万9500円~10万9500円の価格帯で同社が企画販売を行い、宮崎発高雄行き初便は158席分すべて完売。当日も全員が搭乗し、満席の国際線デビューとなりました。
今回のチャーターはソラシドエア初となる機内食も提供。高雄行き便では宮崎県産の食材が使われ、メニューは切り干し大根と椎茸の胡麻和え、黒皮南京、日向大根入り玉子焼き、おび天、うみっこ節、タルタルソース。アルコールとしてビール、ワイン(赤/白)も用意されました。
また、初便利用者には搭乗証明書、ソラシドエアのロゴとコーポレートカラーを基調としたエコバッグとスポーツタオルが贈られました。
宮崎-北九州-敦煌-北京-台北-宮崎-北九州-宮崎ルート
高雄行き初便には髙橋社長のほか、ソラシドエアの前代表取締役会長で宮崎商工会議所の米良会頭も搭乗。米良会頭は「なぜ私たちが『スカイネットアジア航空』をつくったのかというと、当時は『アジア』に出たいという思いがあった。特に中国」と当時を振り返りました。
髙橋社長は今後の国際線展開について「チャーターフライトを1便やって、すぐに国際線定期便は難しい」と述べた上で、「まずはチャーター便を経験して我々がどこまでできるのか、お客様が何を期待しているのかを知りたい。今回のチャーターをやってどういうニーズがあるのか、しっかり評価した上で台湾以外の近アジアについてもどんな可能性があるのか見たい。色々挑戦したい」と、アジア圏への定期便化に意欲を示しています。
初便にはソラシドエアのボーイング737-800初号機である機体番号「JA801X」が投入され、同便は乗客7名(パイロット2名・客室乗務員5名)乗客158名を乗せて宮崎空港を8時57分に離陸し、新たな就航地である高雄に向けて出発しました。