ルフトハンザ、フランクフルト-香港線に初めてA380投入 今冬から

ルフトハンザドイツ航空,エアバスA380

フランクフルト-上海線に今冬から投入されるルフトハンザドイツ航空のエアバスA380 © Toshio Tajiri/Flight Liner=13年5月

 ルフトハンザグループの航空会社であるオーストラリア航空(AUA)、ブリュッセル航空(BEL)、LCC(格安航空会社)のジャーマンウイングス (GWI)、ユーロウィングス(EWG)、ルフトハンザドイツ航空(DLH)、スイスインターナショナルエアラインズ(SWR)は、冬期スケジュールから就航地を拡大する計画です。加えて、ルフトハンザドイツ航空は今冬から、フランクフルト-香港線に初めてエアバスA380型機を導入します。

 2015年10月25日から始まる冬期スケジュールにより、ルフトハンザグループの航空各社は毎週2万380便以上と、世界一高密度なネットワークを運航します。今冬はフランクフルト、ミュンヘン、チューリッヒ、ウィーン、ブリュッセルの各ハブ空港を出発する便に加え、ハブ空港を利用しない二地点間の路線により、101の国と地域の261都市に就航します。昨冬実績は100の国と地域、260都市。

 さらに、全日本空輸(ANA)などパートナー航空会社30社との協力により、それぞれのフライトを乗り継ぐ1万8,000便以上のコードシェア便を運航し、世界的規模のネットワークを提供する予定です。

 日本にも就航しているルフトハンザドイツ航空は今冬、計197都市へ毎週9,900便を運航。フランクフルトを出発するネットワークには、9月25日に就航した米国・フロリダ州のタンパ便を皮切りに、今後数カ月間で新たな観光地数カ所に就航する予定です。

 10月末からはナイロビ(ケニア)がルフトハンザの運航スケジュールに追加され、12月上旬にはチャーター便を中心としてカンクン(メキシコ)への運航開始も予定されています。その後はマレ(モルディブ)とポートルイス(モーリシャス共和国)、2016年3月にはパナマ市(パナマ)に就航する予定です。

 また、今冬にはフランクフルト-香港線に初めてエアバスA380を導入し、ルクセンブルクを出発する便も拡大される予定です。ルクセンブルクにはフランクフルトから週28便、ミュンヘンから週24便の運航を予定しており、同国を結ぶ路線はこれまで以上に充実することになります。