ベルヘリコプター、エベレスト周辺でBell 407GXPの性能を披露

ベルヘリコプター,Bell 407GXP

ヒマラヤ山脈上空を飛行するBell 407GXP 資料提供:ベルヘリコプター

 ベルヘリコプター・テキストロンはこのほど、アジア太平洋地域とネパールにおける新型ぺリコプター「Bell 407GXP」のデモンストレーション・ツアーの成功について発表しました。

 ベル407GXPのデモンストレーション・ツアーでは、ネパールのカトマンズから、エベレストのベースキャンプ付近まで飛行し、高度20,000フィートまでの上昇飛行に成功しました。また、ルクラにある飛行場から飛び立った後、エベレストのベースキャンプ付近では高度13,500フィートから19,600フィートの高地での着地のデモンストレーションも行いました。

 ベル407GXプラットフォームの派生型であるベル407GXPは、最大積載量が50パウンド(22.5キロ)増加、また、パフォーマンスと燃費効率が改善されたロールス・ロイスの新型M250エンジンを備え、同クラスの中でも最高レベルのパフォーマンスを実現します。

 改良されたホバー性能の算出機能といった最新のアビオニクス機能も搭載しており、またオーバーホール間隔が500時間延長されたトランスミッションの採用などによりメンテナンス費用の削減も期待できます。

 ベルヘリコプターのリチャード・ソーンリー代表取締役社長は「ヒマラヤ山脈上空でBell 407GXPの性能を証明できたことは、地球上の最も標高の高い環境下においてBell 407GXPの革新的なパフォーマンスの証明ができたということに等しいと考えている」と述べています。

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Bell 407GXP 資料提供:ベルヘリコプター