新会社「関西エアポート」、4月から伊丹と関西空港を運営

関西国際空港

関西国際空港 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年2月

 オリックスと空港運営会社のヴァシン・エアポートはこのほど、「関西国際空港及び大阪国際空港特定空港運営事業等」における運営権者として「関西エアポート株式会社」を設立し、12月15日付けで新関西国際空港との間で「関西国際空港及び大阪国際空港特定空港運営事業等公共施設等運営権実施契約」を締結しました。

 関西エアポートは、関西地域に確固とした基盤を持つオリックスと、ポルトガル、カンボジア、フランス、チリなど、世界各地で優れた空港運営実績を持つヴァンシ・エアポートの相互補完的なパートナーシップにより設立されました。本事業の開始時点では、オリックスとヴァンシ・エアポートがそれぞれ関西エアポートの株式40%を保有し、関西地域を拠点とする企業や金融機関が中心に20%を保有します。

 関西エアポートは大阪に本社を置き、代表取締役社長にはオリックスの山谷佳之氏、代表取締役副社長にはヴァンシ・エアポートのエマヌエル・ムノント氏が就任し、共同で経営を行います。

 関西エアポートにより、伊丹空港と関西空港の運営権は2016年3月末付けで運営権者である関西エアポートに移転され、2016年4月1日より国内初の本格的な民間による空港運営事業を開始します。

 それまでの間、関西エアポートは新関西国際空港株式会社、両空港の従業員、提携企業、および地域コミュニティと密に連絡と情報交換を行うとしています。