成田空港、国内空港初のインタラクティブ警備システムで実証実験 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年6月
成田国際空港は、パナソニックが開発したウェアラブルカメラと位置測位技術を活用した国内空港では初となるインタラクティブ警備システムの実証実験を行うと発表しました。新警備システムを検証することで、2020年東京五輪も視野に来館者が安心して空港を利用できるよう世界トップレベルの警備体制を整えたい考えです。
このシステムは、人が多く集まる場所を狙ったテロ等の凶悪犯罪や混雑による雑踏事故に対する警備の強化を実現するもので、ウェアラブルカメラやスマートフォンなどを活用し、警備員の位置と現場映像を防災センターでリアルタイムに集中管理・確認することにより、問題発生時の迅速且つ的確な対応が可能となります。
また、警備に関連する画像やテキストメッセージ等の情報を警備員のスマートフォンに配信・共有することで、正確な情報伝達を行い効率的な警備を実現します。
実験では、ウェアラブルカメラ等を装着したパナソニック社員及び成田空港の警備員が空港内を移動し、位置測位精度の検証やシステムの有効性の確認を行います。実施期間は2月22日から3月4日にかけて。成田空港第2旅客ターミナル1F~4F(一般エリア)で実施します。