熊本空港、6月から賑わい取り戻す 屋外には臨時飲食店も

熊本空港

熊本空港発着便、6月から国内線・国際線順次運航再開へ © Toshio Tajiri/Flight Liner=16年4月

 チャイナエアライン(CAL)は6月3日から熊本-高雄線の運航を再開させる計画です。4月に起きた平成28年熊本地震に伴い運休していたもので、熊本地震後初の熊本国際線再開となります。

 再開後の熊本-高雄線運航スケジュールは変更されます。火・金・日曜の週3便運航、使用する機材ボーイング737-800はこれまで通り。なお、熊本発着の国際線はアシアナ航空(AAR)がソウル(仁川)線、香港航空(CRK)が香港線を運航しており、2路線ともに6月1日現在運休。アシアナ航空は6月26日から再開させる計画です。

 国内線は6月1日から日本航空(JAL)が全便の運航を再開させ、6月2日からは全日本空輸(ANA)とソラシドエア(SNJ)も平常通りの運航を実施します。ジェットスター・ジャパン(JJP)、天草エアライン(AHX)、フジドリームエアラインズ(FDA)はすでに通常運航です。

 熊本地震後、熊本空港ではラウンジや1階フロアのチェックインカウンター付近など損傷した箇所がいくつもあり、6月現在で3階の国内線展望デッキは閉鎖しているほか、レストランフロアも全店が休業中です。一部売店等は営業時間が変更になっているものの、営業を再開させています。

 また、飲食店閉鎖を受け、九州産交リテールは6月1日から熊本空港国内線ターミナル玄関付近に臨時食堂「がんばる軒熊本」を期間限定で開業させています。屋外に40席を設け、熊本のあか牛を使ったカレーや牛丼、天草産あおさうどんなど、地元の食材を使ったメニューを取りそろえます。営業時間は11:00~20:00(オーダーストップ 19:30)。