航空会社初 JAL、「攻めのIT経営銘柄2016」に選出

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JAL、航空会社初の 「攻めのIT経営銘柄2016」に選出 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月

 日本航空(JAL)はこのほど、「攻めのIT経営銘柄2016」に選出されたと発表しました。「攻めのIT経営銘柄」は経済産業省と東京証券取引所が共同でIT活用に戦略的に取り組む企業を選定・発表する事業で、「中長期の企業価値向上」を重視する投資家に魅力ある銘柄として紹介されるものです。2015年度より銘柄選定が行われていますが、航空会社として初めてJALが選出されました。

 JALは、機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi(スカイワイファイ)」の導入など、サービスの充実でロイヤルティ・満足度向上に取り組んでいる点や、積極的なIT活用を経営自らが率先している点などが高く評価されました。

 このほか、JALでは従来国際線と国内線で分かれていた座席予約管理業務について、業務プロセスを統合し、需要予測と予約状況に応じて最適な運賃で販売する座席数をタイムリーに計算できるシステムに刷新しました。これにより、利用者の選好性向上と収入極大化を実現させたと説明しています。

 経済産業省と東京証券取引所は「なでしこ銘柄」と「健康経営銘柄2016」にもJALを選出しており、女性活躍推進や従業員の健康管理面などにおいても、JALを魅力ある企業として投資家らに紹介しています。