エミレーツ航空、機内インターネット提供機材が100機突破 「無料がスタンダードに」

EK

エミレーツ航空は、機内インターネットサービスの提供機材が100機を突破したと発表した。

現在、全保有機への導入を進めており、毎月2機から3機ペースで改修を進めている。すでに、エアバスA380型機では全機で利用できるようになっているほか、全てのボーイング777−300ER型機と777−200LR型機でのサービス導入に向けた切り替えを、年間2,000万ドル(約24億円)を投資して行っている。

現在サービスを提供している計106機のうち6割の機材では、最初の10MB分の通信を無料提供しており、10MBを超過した場合は、500MBごとに1ドル(約120円)が課金される。無料サービスが未導入の機体では、最初から1ドルがかかる仕組みとなっている。

サービスの利用率は、2014年10月の10MB無料サービスの提供で5倍近くに増加。飛行時間が14時間を超える路線では、平均利用率は30%を超えており、ニューヨーク線では66%となっている。また、ログイン方法をシンプルにするなどの改良や更新で、約25%利用率が高まった。

パトリック・ブラネリー副社長は、「将来的には、料金や制約が一切不要な機内無料Wi-Fiサービスがエミレーツのすべてのお客様にとってスタンダードになる。」と語っている。

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