成田T3発着の航空会社、合同でお見送り 乗客に感謝、ピーチ発案で

成田国際空港第3ターミナルを発着する各社は5月31日、合同でお見送りを実施した。ピーチ・アビエーションの成田空港所が発案し、春秋航空日本やジェットスター・ジャパンが協力して実現。チェジュ航空は発着便がないことから参加しなかった。

午前11時55分発の春秋航空日本(IJ)701便佐賀行き、午後1時発のピーチ(MM)573便札幌/千歳行き、午後2時25分発のジェットスター・ジャパン(GK)111便札幌/千歳行きの出発に合わせて、各社のスタッフが横断幕を持って見送った。乗客数は、IJ701便は46人、MM573便は62人、GK111便は141人だった。

緊急事態宣言解除後の利用者数は増加傾向にあり、各社は安全に搭乗できるよう、感染防止策に取り組んでいるという。ピーチの潮田高志成田空港所長は、「成田空港、周辺自治体、関連各所、第3ターミナルに就航する5社と連携して、感染防止対策を徹底し、今後もお客様をお迎えしていきたい」と話した。

この日、第3ターミナルを発着したのは、国際線2便と国内線24便の計26便。ジェットスター・ジャパンと春秋航空日本は、運休や減便を継続するものの、ピーチは6月19日から、国内線全路線の運航を再開するなど、需要に合わせて復便を本格化する。各社合同でのイベントも、今後企画していく。

第3ターミナルは2015年4月8日にオープンし、ジェットスター・ジャパン、ジェットスター航空、春秋航空、春秋航空日本、ピーチ・アビエーション、チェジュ航空の6社が利用している。2017年度には年間取扱能力である750万人を超える、764万人が利用した。