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エミレーツ航空、ロールス・ロイスとエアバスA380型機搭載エンジンで約1.1兆円の契約
エミレーツ航空は、ロールス・ロイスとエアバスA380型機向けエンジンと長期保守管理の契約を締結したと発表した。
契約金額はロールス・ロイスとして過去最大となる、92億米ドル(約1.1兆円)の契約となり、2016年に就航予定のエアバスA380型機50機に搭載するトレント900エンジンと、長期保守・管理サービス「トータルケア(TotalCare)」の契約が含まれている。
エミレーツ航空は、エアバスA380型機を計140機発注し、現在60機を運航中。80機が受領待ちとなっている。
エミレーツ航空のティム・クラーク社長は、「ロールス・ロイスはエミレーツにとって欠かせないパートナーとなる。トレント900の経済性と性能の継続的な向上に真摯に取り組む同社の姿勢には、いつも大きな刺激を受けている。その性能向上の成果が、今回のエアバスA380型機50機の搭載エンジン選定における決定的要因となりました。今回の契約は、エミレーツとロールス・ロイスのパートナーシップを一層強化するのみならず、英国と欧州の航空機製造業界に大規模で持続可能な経済的影響をもたらす点で大きな意義があります。」とコメントしている。