JTB、「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化および旅行再開に向けての意識調査」の結果を発表 国内旅行と海外旅行で大きな意識の差

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JTB(ジェイティービー)とJTB総合研究所は、「新型コロナウイルス感染拡大による、暮らしや心の変化および旅行再開に向けての意識調査(2020)」の調査結果を共同で発表した。

旅行を再開するきっかけを質問したところ、「治療薬やワクチンが完成し効果が出る」、「全国の緊急事態宣言が解除になる」「周囲からとがめられなくなったら」「自治体が来訪自粛要請をやめたら」が上位を占めた。

渡航や外出自粛が緩和された場合、どんな旅行にいつ頃行きたい気分かを質問したところ、「知人訪問」、「自然が多い地域」などは「すぐ行きたい」と回答した人が多かったのに対し、「大都市圏」、「海外旅行」は「しばらく行きたくない」と回答した人が目立った。

国内旅行の出発時期については、7~8月の夏休み時期や9~10月の意向が高いことが判明した。また、行先別にみると、「まずは自分の住んでいる地方から」という動きが見られた。

一方、海外旅行の出発時期は、9~11月や11~12月の冬休み時期の意向が高かった。行先は、「ハワイ」、「東南アジア」、「台湾」が人気だった。

年内に旅行予定があるものの、まだ予約をしていない、あるいは予約した旅行の変更・キャンセルを検討している理由としては、「新型コロナの不安がある」が際立って高かった。また、時間の経過とともに「世間体が悪い」、「旅行先の正確な情報が足りない」が増加する傾向が見られた。