大井町「大変貌」への布石 京浜東北線を止めた線路切替工事
日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」、きょう開業 駅構内を紹介
東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」が6月6日、神谷町〜霞ケ関駅間に開業した。
虎ノ門ヒルズ駅は、神谷町駅から約800メートル、霞ヶ関駅から約500メートル地点の、国道1号(桜田通り)と環二通りの交差点(虎ノ門二丁目交差点)付近に位置する。日比谷線では1964年の全線開業以来初めての新駅設置となる。東京メトロの既存路線における新駅設置は、2000年1月に開業した東西線の妙典駅以来、約20年ぶりだ。
▲駅設置工事中の虎ノ門二丁目交差点付近(2019年8月28日 筆者撮影)
駅周辺には空港リムジンバスや都心と臨海エリアを結ぶ「東京BRT」が発着する予定のバスターミナルや、複数の再開発ビルがあり、地下の連絡通路によって接続する。銀座線の虎ノ門駅との乗り換えも可能で、都心部の新たな交通結節点としての役割が期待されている。
ホームは2面2線の相対式。改札は北千住方面ホームに1か所、中目黒方面ホームに2か所設置されている。現在は改札階がホーム階と同じ地下1階だが、工事中の地下2階の駅コンコースが完成する2023年には、改札も地下2階に移設される。駅コンコースは隣接する再開発ビル内の広場と接続し、地下での移動利便性が向上する。
新駅の開業は虎ノ門エリア再開発の核とも言える。今後、同エリアは虎ノ門ヒルズ駅を中心として、国際的なビジネス・交流拠点に進化していく。
▲1番線(中目黒方面)ホーム側 虎ノ門ヒルズ森タワー方面改札
(写真:特記以外東京メトロ提供)