アメリカ政府、完全オンライン授業の留学生に滞在認めず 秋学期から

アメリカ

アメリカ移民・関税執行局(ICE)は7月6日、アメリカの大学や高校に在籍する外国人留学生に対し、新型コロナウイルスの影響ですべての授業がオンライン授業となる場合、秋学期以降、滞在を認めないと発表した。

対象となるのは、一般学生向け「F-1」と職業訓練プログラム受講の学生向け「M-1」ビザの保有者。

すでにアメリカに滞在し、秋学期でオンライン授業のみを行う学校に在籍する留学生は、出国してアメリカ国外からオンライン授業を受けるか、対面授業やオンラインと対面を組み合わせたハイブリッド授業を行う学校に転校する必要がある。アメリカ国外にいる留学生には、秋学期ですべての授業をオンラインで行う場合、ビザを発給せず、入国を認めない。

ハイブリッド授業を行う学校は、留学生に対して在学証明書・在留資格証明書である「I-20」を新規発行し、すべての授業をオンラインで行わないことを証明する必要がある。