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東海汽船、7月13日就航「セブンアイランド結」公開 25年ぶり日本製ジェット船
東海汽船は、7月13日に運航開始する新造ジェットフォイル「セブンアイランド結」を公開した。
2002年に東海汽船のジェットフォイルとして初めて就航した「セブンアイランド虹」(1981年竣工)の代替船で、同社としては新たなジェットフォイルの導入は2015年就航の「セブンアイランド大漁」以来5年ぶり。
国内生産のジェットフォイルとしては25年ぶりの新造船で、川崎重工業神戸工場で6月30日に竣工した。鉄道建設・運輸施設設備支援機構との共有船となっており、建造費用の45%は東京都が負担している。全長約27.36メートル、全幅約8.53メートル、総トン数176トン、最大速力43ノット(時速約80キロ)。
命名者は東京五輪のエンブレムを手掛けた美術家の野老朝雄氏。本土と島を繋ぐというイメージから、縁起の良い「吉」の旁の「結」と名付けたという。船体デザインも同氏が担当しており、6月25日に就航した3代目「さるびあ丸」と同じく、伊豆諸島沖の黒潮をイメージした藍色「TOKYOアイランドブルー」が基調となっている。船体には「結」古代文字をアレンジしたエンブレムが白色で描かれた。
内装も船体に合わせて深い青色のデザインとなっている。旅客定員は241人。従来船の254人より13人少ないが、車椅子対応席を10席設けるなど、バリアフリー対応を充実させた。1階と2階をつなぐ階段には車椅子利用者用の昇降機を設けており、車椅子対応の多機能トイレも設置している。
「セブンアイランド結」の就航第一便は、7月13日午前8時50分東京竹芝発の大島・利島・新島・式根島・神津島航路1270便となる予定。大型客船で6時間かかる竹芝〜大島間を1時間45分で結ぶ。7月14日、16日も同便として運航予定で、16日は引退する「セブンアイランド虹」と竹芝から同時出港する。