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エミレーツ航空、27年連続黒字達成 A380型機の日本市場導入へ投資家基盤拡大
エミレーツ航空は、2015年3月期の決算で、55億AEDディルハム(約15億米ドル、約1812億円)の利益を計上し、27年連続黒字を達成したと発表した。
グループの売上高は965AEDディルハム(約263億米ドル)と前年比10%増、現金残高は200億AEDディルハム(55億米ドル)となった。また、エミレーツ航空の売上高は888億AEDディルハム(約242億米ドル)と同7%増、利益は46億AEDディルハム(約12億米ドル)と同40%増となった。
80日間のドバイ国際航空の改修工事で、グループ全体で推定17億AEDディルハム(約4億6,700万米ドル)の影響を受けたほか、エボラ出血熱や紛争地帯上空の飛行を避けたことで影響も受けた。しかしながら、下半期で平均燃料価格が大幅に下落し、前年比で7%低下したことも増益に寄与した。
旅客数は4930万人で同11%増、座席利用率は79.6%で同0.2%増となった。有効座席キロベースでの座席数は9%増加している。
また、187億AEDディルハム(約51億米ドル)を調達し、エアバスA380型機をリースを締結。同型機を日本市場に導入するための投資家基盤を拡大したとしている。