ルフトハンザ、エアバスA380型機とA340-600型機を長期保管へ 需要下振れで計画見直し

ルフトハンザグループは、当初の予想よりも需要が下振れしていることから、エアバスA380型機とエアバスA340-600型機の運航計画を見直し、長期保管することを決めた。

当初は運航再開を見込んでいた、エアバスA380型機8機とエアバスA340-600型機10機を、長期保管のために移送する。エアバスA340-600型機7機は退役させる。春にはエアバスA380型機6機も退役させていた。

当初、第4四半期には前年の5割程度の需要を見込んでいたものの、約2割から3割程度となる見通しだという。中期的な機材計画も調整し、グループ全体で150機程度を削減する。

これに伴い、最大11億ユーロの減損損失を第3四半期に計上する。月あたりの損失は、現在の約5億ユーロから、今冬には約4億ユーロへと減る見通し。2021年には、営業キャッシュフローの黒字化を目標としている。約22,000人のフルタイム勤務者の削減をさらに増やすほか、2021年第1四半期には、管理職を20%削減する。

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