ユナイテッド航空、空港でコロナ検査 ハワイでの隔離対象外に、米系初

ユナイテッド航空は、サンフランシスコからハワイへ向かう希望する利用者に、新型コロナウイルス検査を10月15日より実施する。

アメリカの航空会社として初めて、利用者向けに新型コロナウイルスのパイロットテストプログラムを立ち上げる。ハワイ州政府と協力し、要件を満たすように調整した。陰性だった乗客は、現地での14日間の検疫要件の対象から除外される。

空港で検査を受ける場合、事前予約が可能で、午前9時から午後6時まで検査を受けられる。結果は約15分で判明する。すでに乗務員向けの検査を担当している、GoHealth Urgent Careが検査を行う。

郵送による検査を受ける場合、Colorによって提供されるキットを出発の10日前までに購入し、出発72時間以内に自身で検体を採取する必要がある。結果は24時間から48時間以内にテキストメッセージやメールで通知する。

ユナイテッド航空では同日から、サンフランシスコ〜リフエ線の運航再開と、サンフランシスコ〜マウイ・コナ線の増便を計画している。検査対象を他の目的地や空港にも迅速に拡大することを目指しているという。

ユナイテッド航空のトビー・エンクビスト最高顧客責任者(CCO)は、「今回の新型コロナウイルス検査プログラムの開始は、弊社のお客様が目的地に着いた際の入国条件に合致することをより安全にかつ便利にするものです。弊社では年末までに早急にこのプログラムを他の目的地や米国内の空港に拡大することを目指しており、これはマスク着用義務や、機内での抗菌性スプレー噴霧、病院でも使用されるHEPA空気フィルターなど現在弊社が実施している業界をリードする衛生・安全対策をさらに補完するものとなります」とコメントした。

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