ジェットスター・ジャパン、赤字転落 2020年6月期決算

ジェットスター・ジャパン(エアバスA320型機)

ジェットスター・ジャパンは、2020年6月期決算を発表した。新型コロナウイルスの影響を受け、最終損益は赤字に転落した。

営業収入は478億8,300万円(前年同期比20.9%減)、営業損失は66億7,500万円(同77億3,900万円減)となり、77億5,700万円の最終赤字(同86億7,100万円減)となった。上半期の業績は好調だったものの、下半期で新型コロナウイルスの感染拡大に伴う航空需要の急激な減少の影響を受けた。

有償旅客数は、昨年度から121万人減少して431万人となった。定時運航率は85%で前年より7ポイント上昇した。平均搭乗率は82%となり同じく5ポイント減少した。

片岡優代表取締役社長は、「昨年度下半期はコロナウイルスの影響が拡大する状況下にありましたが、就航からの累積搭乗者数3,500万人を達成することができました。ご利用いただきましたお客様に感謝申し上げます。新型コロナウイルスの影響を乗り切るため、ジェットスター・ジャパンでは需要の大幅な落ち込みに鑑み、安全運航を最優先しながらコスト削減と運航の最適化にいち早く動きました。厳しい経営環境下でも柔軟な対応を続け、需要が回復した時には元通り事業に注力できるよう取り組みます。」とコメントした。