赤羽国土交通相、Go To トラベルキャンペーン延長に言及　1人泊平均1.2万円、平日利用分散も

赤羽一嘉国土交通相は、10月9日午前の記者会見で、Go To トラベルキャンペーンの延長や、平日の利用分散のためのキャンペーンを実施する意向を示した。

2021年1月31日までとしている予約期間は、「予算を使い切ってしまい、予約が入っても執行できないということがないように、1つの目安として」（赤羽大臣）定めているものとした上で、予算の消化状況をみて終了時期を判断する方針とした。

また、観光需要の平準化に向け、経済界や関係省庁と連携し、休暇の分散取得やワーケーション・ブレジャーの促進等に取り組んでいる。「平日の旅行商品の購入を促進するようなキャンペーンを開始したいと考えておりまして、そうした具体的な内容につきましては、旅行会社等と協議に入っているところ」（同）としている。

Go To トラベルキャンペーンの利用者が、一部の富裕層に偏っているのではないかという記者の質問には、「定額の割引ではなく、定率の割引なので、高級な部屋の方がどうしても割引度合いが高くなることから、そうした報道がなされている」（同）とし、9月15日までの利用実績では、1人泊あたりの旅行代金は平均12,000円余りであることから、「幅広く御利用いただいている」（同）と話した。