ヴァリエホテル広島、11月25日閉館
「おせち」付き宿泊プラン、Go Toトラベル対象外に 販売済み分も
Go To トラベル事務局は、一部のホテルが販売していた年末に配送される「おせち」付き宿泊プランを、Go To トラベルキャンペーンの対象外にすることを決めた。
10月29日に発出した、「Go To トラベル事業の支援対象とする旅行商品の基準・考え方の明確化について」の、「旅行者自身が旅行期間中に購入又は利用するものであること」に抵触することから、11月6日以降の販売分もしくは11月13日以降に実施する旅行からを支援対象外とした。
一方で、11月12日までに実施される旅行については、利用者や事業者への影響を考慮し、例外的に支援対象とする。
おせち付き宿泊プランは全国のホテルで販売されていたものの、高崎ワシントンホテルプラザでは、和洋三段重の「おせち」を、7寸(4〜5人前)を34,500円、6寸(3〜4人前)を25,300円で販売している。この「おせち」(7寸)がセットになった宿泊プランを、シングル1名利用で42,500円から、Go To トラベルキャンペーンの対象として、公式サイトや楽天トラベル、じゃらんなど販売していた。このホテルの基本プランでは、同じタイプの客室が6,300円から販売されており、36,200円が「おせち」によって水増しされた形だ。「おせち」は宿泊日に関わらず、12月31日に指定場所に配送する。北海道や沖縄、離島などには配送できない。
ホテル側はプランの説明文で、「おせちの料金36,200円がGOTOトラベルキャンペーンを使って割引価格でのご提供になります。さらに地域共通クーポンも付いてくる!!」と謳っている。
宿泊料金42,500円のうち、Go To トラベルキャンペーンの35%(上限14,000円)の直接割引により14,000円が割引となり、支払い実額は28,500円となる。さらに、地域共通クーポンが6,000円分付与されることから、実質的な支払額は22,500円だった。
ANAクラウンプラザホテル大阪の1泊につき1人あたり3万円分のホテルクレジットが付いた宿泊プランや、hotel MONdayなどの宿泊と1人あたり3万円分のラオックス商品券が付いた宿泊プランなど、ホテル側による宿泊料金の水増しによる販売が相次ぎ、問題となった。