東横イン、東横INN津田沼駅北口を閉店
龍宮御殿、1泊2食付き555円の宿泊プランの販売中止 本誌の「Go To不正利用」指摘で
シモダバイザシーは、龍宮温泉の龍宮御殿できょう11月24日から販売を予定していた、1泊2食付き555円で宿泊できる宿泊プランの販売を中止した。
本誌による指摘を踏まえ、Go To トラベル事務局に確認したところ、規定に沿わない内容であることが判明したとしている。
当初、静岡県在住者を対象に、平日1日5組限定で、キンメ&地魚のフルコースに寿司握りが付いた夕食を楽しめる2食付きの宿泊プランとして販売を計画していた。1人あたりの宿泊料金の定価は38,500円で、Go To トラベルキャンペーンで35%にあたる13,475円が直接割引となるほか、15%分の地域共通クーポン(6,000円分)が付与される。また、Go To トラベルキャンペーンの割引後に独自割引として18,695円を割り引くとしていた。正しい計算では実質330円となるものの、施設側は555円であると案内していた。
Go To トラベル事務局は、支援額の計算の基礎となる旅行代金を、宿泊施設が自ら振り出す「宿クーポン」による割引額を引いた後に、国の支援額を算出するものと定めていることから、本誌はこのプランを割引の不正利用であると報じていた。掲載翌日に運営会社であるシモダバイザシーの代表は、「弊社の考えとしてルールに従って行っており、問題は無い」として記事の削除を求め、対応がない場合は名誉毀損として、訴訟を起こす考えであるとしていた。
運営会社代表は11月24日午前、本誌に対してメールで、「慎重に調べを致しまして企画をして参りたい」と陳謝した。販売を強行した場合、利用者や施設側が割引差額分を負担しなければならない可能性があった。