秋元議員に贈賄の中国企業元副社長、起訴内容大筋で認める

東京地裁

日本での統合型リゾート(IR)の参入で便宜を図る見返りとして、秋元司衆院議員に賄賂を提供した罪などで起訴された、中国企業・500ドットコム元副社長である鄭希(ジェン・シー)被告の初公判が12月7日に開かれ、起訴内容を大筋で認めた。

秋元議員への贈賄などに利用する香港から日本に無届けで現金持ち込んだ、外為法違反については、資金の持ち込む具体的な方法を知らされていなかったと主張したほか、被告が同席していなかった留寿都村での秋元議員への接待など、一部については争うとした。

被告は、すでに執行猶予付きの判決が下された2被告と、500ドットコム社長との連絡役に過ぎなかったことから幇助にとどまり、罰金刑が相当であると主張した。