モスクワ4空港で出入国時に指紋・顔写真の採取措置 12月から先行開始
イギリスからの入国、欧州各国が一時的に禁止 コロナ変異種で
新型コロナウイルスの変異種が見つかったイギリスからの入国を、欧州の多くの国が一時的に禁止する。
フランスでは21日午前0時から少なくとも48時間、入国を一時停止する。航空便や船便、鉄道などすべての異動が対象で、旅客・貨物輸送いずれも対象となる。PCR検査の義務付けを基本とした対策も調整する。
ドイツでは21日から31日まで、旅客便の着陸を禁止する。貨物便は対象とならない。
ベルギーでは21日午前0時から24時間、予防措置として航空便やユーロスターの乗り入れを一時的に停止する。乗り継ぎでの利用も認めない。貨物便の乗り入れは除外される。
スイスでは20日深夜から、イギリスのほか、同様に変異種が見つかった南アフリカからの入国も当面の間禁止する。
トルコではイギリスのほか、デンマーク、オランダ、南アフリカからの航空便の乗り入れを一時停止した。すでに実施されている。
ブルガリアでは21日午前0時から2021年1月31日まで、入国を一時禁止する。途中に第三国で一時的に滞在、乗り継いだ人も含まれる。ブルガリア国民や長期滞在資格保有者、その家族は適用とならないものの、10日間の自己隔離が必要となる。
ルーマニアでは21日午後7時から14日間、イギリスとの航空便の運航を一時停止した。また21日午前0時にイエロー・ゾーンにイギリスを追加し、入国後14日間の自主隔離を義務付ける。
同様の措置は、オランダ、ドイツ、イタリア、アイルランドも実施している。
キプロスでは、イギリスからの乗り入れは禁止しないものの、搭乗前72時間以内に受けた新型コロナウイルスのPCR検査の隠棲結果を提示することに加え、政府が用意するホテルで7日間の隔離を義務付ける。
12月19日、イギリスのボリス・ジョンソン首相は、イギリスで新型コロナウイルスの感染が加速していることを明らかにした。これは変異種によるもので、感染力が従来より強くなっているとしている。