東武鉄道、SL機関士の自社養成開始 年間2人程度

東武鉄道 SL大樹ふたら

東武鉄道は、SL機関士の自社養成を開始した。

同社では、2017年のSL運行開始当時はSLを運転できる「甲種蒸気機関車運転免許」を保有する社員がおらず、秩父鉄道、大井川鐵道、真岡鐵道の協力で6人の機関士を養成している。

今般、東武鉄道単独での機関士の養成体制が整ったことから、2020年12月下旬から自社養成を始めた。年間2人程度の運転免許取得を目指す。

同社では、2020年12月26日から2機目のSL「C11形325号機」の運行を開始。今夏以降は日光・鬼怒川エリアでSLの毎日運転を予定しており、今後はSL3機体制を目指している。機関士の自社養成開始により、ハード・ソフトの両面でSL事業を推進していくとしている。