トリップアドバイザー、トリップバロメータースマホトラベラーを発表

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トリップアドバイザーは、全世界の宿泊事業者および旅行者を対象にした世界最大規模の旅行動向調査「TripBarometer(トリップバロメーター)」を発表した。

トリップバロメーターはトリップアドバイザーが年に2回発表する、旅行者の消費動向や各国の特徴、旅行の計画の立て方の違いなどを把握することを目的とした調査。今回の調査ではスマートフォンを使って旅行の計画や予約を行う人々を「スマホトラベラー」と定義し、彼らの行動や習慣について分析している。

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調査結果では、対象者のうち42%の人が「スマホトラベラー」に該当した。スマホトラベラーの割合が多い国トップ15を見てみると、タイと中国が共に65%で割合が最も多く。日本のスマホトラベラーの割合は38%で、この割合は旅行者全体の平均である42%より低く留まっている。

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旅行者全体に宿泊施設の予約経路について聞いたところ、予約サイト・宿泊施設のウェブサイト・トリップアドバイザーからの予約を含む「オンライン」が全体の67%、「モバイルアプリ」は8%、「オフライン」は25%を占めました。2014年と比べ、アプリでの予約が倍に増えている。

また、「オンライン」予約と回答した全旅行者に、どのデバイスから予約をしたか聞いたところ、ノートPCが50%、デスクトップPCは32%、スマートフォンは12%、タブレットは5%で、宿泊施設はPCからの予約が多いことが分かりました。

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スマホトラベラーが宿泊施設に対して求めるニーズに対し実際にどのくらい対応しているかを宿泊施設からの回答と照らしあわせて比較したところ、対応が追いついていない項目が明らかになっている。

「充電器」のニーズは高いものの、実際に対応している宿泊施設は35%に留まっている。「旅先でアクティビティなどの予約ができるアプリ」を提供しているのは16%、「SIMカードや携帯電話の一時貸し出し」に対応している宿泊施設はわずか7%でした。

スマホトラベラーが期待しているものと宿泊施設が行うサービスに差異があり、宿泊施設はスマホトラベラーのニーズにどう対応するかが課題の一つとなりそうとなる。

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