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ウェザーニューズ、タイ国鉄に「運行可否判断支援サービス」を提供
ウェザーニューズは、タイ国有鉄道に対し、鉄道事業者向け運行可否判断支援サービス「Go or NG Decision Support」の提供を開始した。
これまで、タイ国鉄では日本の鉄道のように、気象条件に応じた運行規制基準がなく、災害を想定した運休や規制の判断が困難だった。一方で、6月から10月の雨季には台風や短時間強雨・雷雨による冠水や土砂崩れなどの被害が発生しており、災害発生後に気象条件が厳しかったことを把握することもあった。
タイ国鉄に提供を開始した鉄道気象サービスは、日本国内の大手鉄道事業者の約8割に導入され、気象リスクを加味した計画的な運休、車両退避、運行再開のタイミングなどの判断をサポートしている。タイ国鉄でも、沿線の観測機による雨量データと気象予測を提供し、今後は分析と運用によって、最適な運行基準値を検討、判断をサポートする。
海外の鉄道事業者への気象情報の提供は、台湾に次いで2カ国目となる。将来的には東南アジア各国にサービスを展開し、気象リスクを踏まえた運休や規制などの安全運行をサポートすることを目指す。