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アメックスベンチャーズ、超音速機を開発するBoomに出資
アメリカン・エキスプレス・ベンチャーズは、超音速旅客機を開発するBoom Technology(ブーム・テクノロジーズ)に戦略的投資を行った。
ブームが開発を進める超音速旅客機「Overture」は、65席〜88席を配置でき、持続可能な航空燃料で飛行できる。2025年にも初飛行し、2029年までに商用飛行を開始することを計画しており、500以上の大洋横断ルートで、従来のジェット機の2倍の速度で飛行できるとしている。実用化すれば、東京とシアトルを約4時間半で結べる。2020年10月に試験機となる「XB-1」をロールアウトしており、初飛行は年内にアメリカ・カリフォルニア州のモハーベで行われる。すでに60億米ドル相当の発注を受けている。日本航空(JAL)も資本業務提携を行い、1,000万米ドルを出資したほか、20機の優先発注権を得ている。
アメリカン・エキスプレス・ベンチャーズのグローバルヘッド、Harshul Sanghi氏は、「ブームは、より速く、より持続可能な移動を可能にする超音速旅客機を開発している。旅行はアメリカン・エキスプレスにとって重要な伝統の一部であり、カード会員のライフスタイルに欠かせないものとなっています。ブームの開発を支援し、旅行の未来に投資することを楽しみにしています。」とコメントした。
アメリカン・エキスプレス・ベンチャーズは、46社に投資中で、14社が売却などのイグジット済み。イグジットしたうち2社は、アメリカン・エキスプレスが買収している。