いま注目の「統合型リゾート」、リゾート・ワールド・セントーサを視察

訪日外国人数が過去最高を記録し、日本でもにわかに注目されている「統合型リゾート」。

中でも、シンガポールにある東南アジア最大の統合型リゾート、「リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)」は、東南アジア唯一の「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)」や、世界最大級の海洋水族園「マリンライフ・パーク」、高級スパESPAのアジア旗艦店「ESPA at Resorts World Sentosa」、総客室数1,500室の6つのホテル、一度に12,000名まで収容できる総合会議施設やミーティング用施設、カジノなども備えており、大人から子供まで、ビジネスからレジャーまで様々な目的で活用できる「統合型リゾート」として注目を浴びている。

「リゾート・ワールド・セントーサ」は、アジア最大手のクルーズ会社であるスタークルーズやイギリス最大手のカジノオペレーターであるスタンレー・レジャーUKなどを傘下に持ち、不動産やプランテーション、エネルギー分野など様々な事業を手掛けるマレーシアのゲンティン・グループ傘下のゲンティン・シンガポールが約70億シンガポールドル(約5,980億円)かけて開発。2006年に受注し、2010年にソフトオープンした統合型リゾート。着工からオープンまで34ヶ月という記録的なスピードで完成させ、開業から現在まで約7000万人以上が来場している。直接雇用13,000人、間接雇用35,000人と多くの雇用も生み出している。

東南アジア唯一の「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」や、世界最大級の海洋水族園「マリンライフ・パーク」、高級スパESPAのアジア旗艦店「ESPA at Resorts World Sentosa」、総客室数1,500室の6つのホテル、一度に12,000名まで収容できる総合会議施設やミーティング用施設、カジノなども備える。

今回、「リゾート・ワールド・セントーサ」を視察したので模様をお伝えする。

子供連れでも楽しめる施設として人気が高いのは、「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)」と「マリンライフ・パーク™」だろう。

「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」は、サッカー場25個分となる20万平方メートルの敷地に24個のアトラクションがあり、そのうちの18個が世界初かシンガポール独自のアトラクション。「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン®(USJ)」とはまた違った楽しみ方ができる。世界一の高さを誇る決闘型ジェットコースターやライブ・ショーといったアトラクションのみならず、多くの飲食店や屋台、ショップも軒を連ねている。また、ラグーンを備えるほか、約1,500本の木も植えられており、リゾート気分も味わうことができる。

入場料は1日券は大人74シンガポール・ドル(SGD、約6,390円)、小人54SGD(約4,670円)、60歳以上のシニアは36SGD(約3,110円)となっている。また、2日券やエクスプレスパス、年間パスなども販売している。

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「マリンライフ・パーク」は、6,000万リットル以上の水の中に800種類以上10万匹の海洋生物が生活している。水に入って楽しむことが出来る「アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク™」と水の外から望める水族館「シー・アクアリウム™」に分かれている。

「アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク」はプールや6つのウォータースライダーのほか、たくさんの魚を水中から眺めることができるシュノーケリング体験もできる。東南アジア初の「ハイドロ・マグネティック・コースター」や友人やカップル同士で楽しめるプール「ブルウォーター・ベイ」はオススメ。特にスライダーなどの人気アトラクションは1時間ほど待つ場合もあるので、開場して早くに並ぶと効率がよいとのこと。また、6つのレストランと屋台、3つのショップが併設されており、一日中楽しめる。

入場料は1日券は大人36SGD(約3,280円)、小人・シニア26SGD(約2,420円)となっている。

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「リゾート・ワールド・セントーサ」内にはその他にもプールがあり、宿泊者は宿泊しているホテルに関わらず、自由に利用することができる。

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もちろん、子供連れや若年層向けのコンテンツばかりではない。例えば、高級スパESPAのアジア旗艦店「ESPA at Resorts World Sentosa」は都会の喧騒から離れた大自然の中でトリートメントを受けることができる。大人のリゾートライフにぴったりな施設だ。

敷地面積はなんと1万平方メートル。24室のトリートメントルームや「プライベート・トリートメント・ヴィラ」「カップル・スイート」などの施術室を用意。また、プールやシンガポール発のトルコ式ハマム、日本式の温泉プール、ジムなどのほか、テラス席もある自然派レストラン「タンジェリン」で食事もできる。トリートメントを受けていれば一日中施設を利用することができるのが特徴で、朝から晩まで楽しむことが出来る。託児室もあるので、子供連れでも安心だ。日本人のスタッフもいるので、コミュニケーションに不安なく、気軽に利用ができる。

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敷地内には「クロックフォード・タワー」「ホテル・マイケル™」「フェスティブ・ホテル™」「ハードロック・ホテル®・シンガポール」「エクアリアス・ホテル™」「ビーチ・ヴィラ™」のそれぞれ異なる雰囲気の6つのホテルとユニークなスイートルームを有している。中でもユニークな部屋として紹介したいのは「オーシャン・スイート」と「ツリー・トップ・ロフト™」だ。

「オーシャン・スイート」は世界最大級の水族館「シー・アクアリウム」の中にあり、室内から水槽を泳ぐ5万匹の海洋生物を眺めることができるのがポイント。水槽の前にはバスタブがあり、水槽の中で魚たちと戯れているかの如く、ゆったりくつろぐことができる。一方の「ツリー・トップ・ロフト」はジャングルの中、地上12メートルの高さにあるロフトタイプの宿泊施設。広々としたリビングとテラスは大きな扉を開けることで一体化し、こちらはまさにジャングルの中に住んでいるかのようだ。

もちろん、こういった一風変わったホテルだけではなく、家族連れが楽しく滞在出来る「フェスティブ・ホテル」や「ハードロック・ホテル・シンガポール」、熱帯雨林やビーチが見渡せる、落ち着いた雰囲気の「エクアリアス・ホテル」など、滞在目的や人数などから最適なホテルを選ぶことができる。

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リゾートでは、飲食代が馬鹿にならないといった問題や、選択肢が限られているというケースも多い。でも、「リゾート・ワールド・セントーサ」なら比較的安心だ。スターバックスコーヒー、クリスピー・クリーム・ドーナツ、ハードロックカフェといった馴染みのある店舗のほか、1970年代をイメージしたフードコートの中でマレーシアの屋台料理をわずか4SGD(約350円)から提供する「マレーシアン・フード・ストリート」といった割安に美味しい料理が楽しめる店舗がたくさんある。

さらに、点心メニューや鮮度の高いシーフードなどのアラカルトから選べる広東料理を提供する「風水イン™」、イタリアから空輸する旬な食材を活かしたトスカーナ料理を提供する「パリオ」、最高級フレンチを提供する「ジョエル・ロブション・レストラン」、セレブリティ・シェフのサム・レオン氏が「リゾート・ワールド・セントーサ」と組んだ初のレストラン「フォレスト・森」など、アジアで権威ある「ミーレ・ガイド」や「Singapore Tatler」などで様々な賞を受賞している約60店以上から選ぶこともできる。どれもホテルから徒歩圏内で、深夜まで楽しめる店舗が多いので、たっぷり遊んだ後でもレストランが開いていないという心配はない。

このように、様々な施設が揃った「リゾート・ワールド・セントーサ」。レジャー、ビジネス目的いずれでも楽しむことが出来るのがポイントだろう。東京から約7時間、シンガポール・チャンギ国際空港からは送迎のサービスもある。

ゲンティン・シンガポールは、今後、2017年には韓国・済州島に、総開発費2,200億円を投じて開発中の「リゾート・ワールド・済州」をオープンさせる予定であるほか、「リゾート・ワールド・ラスベガス」「リゾート・ワールド・マイアミ」を開発中とのことだ。

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