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ユナイテッド航空、顧客11社と持続可能な航空燃料への転換に向けた取り組み開始
ユナイテッド航空は、持続可能な航空燃料(SAF)の購入に向け、グローバル企業11社とともに「エコ・スカイズ・アライアンス・プログラム」を開始する。
参画するのは、オートデスク、ボストン・コンサルティング・グループ、シーバロジスティクス、デロイト、DHL、DSV、HP、ナイキ、パランティア、シーメンス、武田薬品工業の11社で、年内に約340万ガロンのSAFを購入する。今回購入するSAFは、約31,000メトリックトンの温室効果ガスの排出を削減するのに十分な量で、乗客が約2億2,000万マイルを飛行できるとしている。また、利用者がより多くのSAFを購入、航空業界の脱二酸化炭素を促進する取り組みに使用する基金に貢献できる機会も提供する。
ユナイテッド航空は、ロサンゼルス国際空港でワールドエナジーのSAFを利用しているほか、アーチャー・アビエーションの電気飛行機の開発への協力、二酸化炭素の捕集や貯蔵技術、廃棄物からSAFを製造するフルクラム・バイオエナジーへの投資などの取り組みを行っている。2050年までに、温室効果ガスの排出量を100%削減することを目指している。
世界の航空会社が購入意向を示しているSAFのうち、ほぼ半分がユナイテッド航空によるもので、これらの取り組みを通じて、SAFの需要を創出し、より安価なSAFの提供にも繋げたい考え。
スコット・カービー最高経営責任者(CEO)は、「これまで何年もの間、多くの企業とともに航空機が排出する二酸化炭素量を削減すべく取り組んでまいりましたが、今回のエコ・スカイズ・アライアンス・プログラムに参画してくださった企業の皆様が、カーボンオフセットを超えて、SAFを使用した航空機の運航をサポートする必要性をご認識頂いたことに称賛を送ります。今回の取り組みは、より安価なSAFの提供を可能とし、結果として二酸化炭素の排出量削減へと繋がります。しかし、これはまだほんの始まりにすぎません。我々のゴールはこのエコ・スカイズ・アライアンス・プログラムにさらに多くの企業様にご参加いただき、より多くのSAFを購入し、業界を超えてお互いに協力しながら二酸化炭素削減に向けての革新的な道程を見つけることなのです」と述べている。