ピーチ、最大2072便減便で2万7209人が影響 夏休みから那覇-石垣線運休へ

 関空を拠点にするLCC(格安航空会社)のピーチアビエーション(APJ)は5月19日から6月末日までの期間中に確定した448便の減便に加え、7月から10月までに減便を予定している便が判明したと発表しました。機長の人員不足による影響で減便確定後は最大2,072便が減便し、利用者の影響は2万7209人にのぼる見込みです。

ピーチアビエーション,減便

機長の人員不足で最大2072便の減便を発表したピーチアビエーション Photographer:Toshio Tajiri/Flight Liner

 ピーチによると、5月19日から10月25日までの減便対象路線は、国内線では関西発着の札幌線(減便数112便)、仙台線(同466便)、成田線(同16便)、松山線(同242便)、福岡線(496便)、鹿児島線(同304便)、那覇線(同150便)、那覇-石垣線(同198便)の計8路線。国際線ではソウル線(同42便)、香港線(同46便)の計2路線。国内線、国際線の計10路線が減便の対象です。

 このうち、現在1日1往復で運航している那覇-石垣線は夏休みがスタートする7月19日よりすべての便を減便。10月25日まで運休する見通しです。

 国内線の関西-長崎線と石垣線、7月19日に開設予定の那覇-福岡線、国際線の関西-釜山、台北、高雄線と那覇-台北線については減便せず、これまで通りの運航スケジュールを維持します。

 5月1日から10月25日までにおける計画便数1万2886便のうち、減便数は約16%におよぶ2,072便。影響は2万7209人に及ぶものとみられ、ピーチでは予約済の利用者に順次連絡し、無料で自社便への振り替え、払い戻し等で対応にあたるとしています。