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JAL、東京/羽田〜モスクワ/シェレメチェボ線を開設 当初予定から約1年、週1便で
日本航空(JAL)は4月22日、東京/羽田〜モスクワ/シェレメチェボ線の定期便を開設した。
当初は2020年3月、羽田空港の国際線発着枠の拡大に合わせ、モスクワの発着空港をドモジェドヴォから市内に近いシェレメチェボへ変更し、東京/羽田〜モスクワ線を開設する予定だったものの、新型コロナウイルスの影響により延期。その後は臨時便として、モスクワ発をヘルシンキ経由で運航していた。東京/羽田発は木曜、モスクワ発は金曜の週1便を運航する。
JALのロシア線は、1962年8月に訪ソ経済使節団チャーター便として、東京/羽田〜ハバロフスク線をDC-6Bで初運航。1964年9月には、訪ソ議員団の渡航のため、東京/羽田〜カラチ〜モスクワ〜カラチ〜カルカッタ〜香港〜羽田線で特別飛行を行い、モスクワへ初めて運航した。1966年に日ソ航空協定が締結され、1967年3月にモスクワ支店とモスクワ空港所を開設。同4月に共同運航(コードシェア)で東京/羽田〜モスクワ線に乗り入れた。JALとして定期便を開設したのは、1970年3月の東京/羽田〜モスクワ〜パリ線で、同6月には東京/羽田〜モスクワ〜ロンドン線を追加した。1971年6月には東京/羽田〜ハバロフスク線、1972年4月には東京/羽田〜モスクワ〜コペンハーゲン線、1973年6月には新潟〜ハバロフスク線、1990年11月には東京/成田〜モスクワ〜アムステルダム線を開設している。
現在は、東京/成田〜ウラジオストク線と、2013年からS7航空、2020年3月からアエロフロート・ロシア航空と行っているコードシェア便で、日本とロシアを結んでいる。
東京/羽田初便となるJL049便(ボーイング787-8型機、機体記号:JA842A)は、出発に合わせて搭乗口で新田譲治機長が挨拶したほか、乗客には記念品が配られた。午前10時42分に、乗員10名と乗客29名の計39名を乗せて出発。モスクワ/シェレメチェボにはほぼ定刻の午後2時43分に到着する見通し。折り返し便の出発時にも、現地空港会社主催のイベントを開催する。