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チャンギ国際空港、従業員10名がコロナ感染 約19,000名対象の検査で判明
チャンギ・エアポート・グループは5月21日、チャンギ国際空港で働く約19,000名に対して行った、新型コロナウイルスの検査で、10名が陽性だったことを明らかにした。
検査は5月9日から20日にかけて行われ、陽性だった10名は全て、ターミナル3の従業員だった。このため、第3ターミナル地下2階で働いていた全従業員に対し、5月20日から追加検査を受けるように指示している。
これにより、5月20日時点で確認された空港従業員の新型コロナウイルス感染者は43名となった。最も多く感染者が確認されたのは5月13日頃で、その後は減少している。全員が軽症だという。
予備調査によると、4月29日に南アジアからシンガポールに到着し、その後の感染が確認された家族を支援していた従業員を通じて拡がった可能性があるといい、シンガポール保健省と民間航空庁(CAAS)による調査が進められている。
6月13日までターミナルビルへの入場を旅客のみに限定し、隣接する商業施設のジュエル・チャンギエアポートを休業している。
5月20日からは、非常にリスクが高い国・地域から到着する全ての乗客に対し、PCR検査に加え、到着時の迅速抗原検査も求めている。5月23日からは、リスクが高い従業員に対し、定期検査のほか、追加の迅速抗原検査を行う。