九州新幹線に「リモートワーク席」 座席で通話やオンライン会議を可能に

JR九州は、九州新幹線の定期列車を使用した「シェアオフィス新幹線」を6月14日から30日まで実施する。

N700系8両編成のうち、6号車普通席の窓側18席を「リモートワーク座席」として設定。通常、同新幹線の客室内では携帯電話等の通話は控える必要があるが、リモートワーク座席では自由に通話できる。また、安定した通信環境を提供するため、NTTドコモと連携して無料Wi-Fiルーターを利用できるようにする。なお、通路側のB・C席は使用不可とする。

対象列車は正午に鹿児島中央を出発する博多行き「さくら402号」と、午後4時24分博多発の鹿児島中央行き「さくら409号」。設定は平日のみ。リモートワーク座席の指定券は発売せず、対象列車の指定席券があれば誰でも利用できる。

JR九州は、「出張や通勤の移動中も周りの目を気にせずオンライン会議や電話での打合せが可能となります」としている。