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ロシア連邦のウラジーミル・プーチン大統領は、5月26日、連邦法のロシアの出入国関連の事項を改正する大統領令に署名し、観光ビザの要件が緩和される見通しとなった。
この改正に伴い、ロシア連邦の観光ビザの有効期限は、現在の30日間から6か月に延長される。また、観光ビザの申請には、いわゆる旅行確認書やバウチャーと呼ばれる「旅行手配をするロシアの組織による旅行者受入の確認、ロシア連邦旅行業者官報に記載されている同組織の情報」が必要であるが、改正法ではホテルの予約確認書類でも申請を受け付けるとしていて、手続きが簡素化される可能性がある。
改正された法律は、署名から90日後に発効することになっており、変更される観光ビザ発行手続きの詳細は、今後明らかになる見込み。
日本のパスポートによるロシアへの入国は、原則として査証(ビザ)が必要。ロシアは、観光ビザなどと別に、全土を対象とした電子ビザを発行する方針だが、施策の実施が遅れている。