政府、海外在留邦人向けにコロナワクチン接種会場設置へ 羽田・成田空港もしくは周辺を想定

政府は、海外に在留する邦人向けに、今夏にも新型コロナウイルスの接種会場を羽田空港や成田空港、もしくはその周辺に開設する方向で準備を進めている。

海外渡航前に転出届を提出済みで、日本国内に住民票を有さない人が対象となる。日本で承認されたワクチンのうち1種類を使用する計画で、事業開始前に決定される見通し。ワクチンに応じて接種可能年齢は異なっている。詳細は調整中であるものの、利用希望者数を把握するための調査を開始した。

日本で承認されたワクチンはいずれも2回の接種が必要となり、接種間隔は、ファイザーが3週間、モデルナが4週間、アストラゼネカが4週間から12週間となる。日本入国の際には、公共交通機関の不使用や自宅などでの待機といった措置に従う必要がある。2回の接種の間に居住国に戻ることはできるものの、居住国が定める隔離措置などに従う必要がある。