エミレーツ・スカイカーゴ、貨物業務を新ターミナルへ移転完了

 エミレーツ航空(UAE)の貨物部門であるエミレーツ・スカイカーゴは、2014年5月1日より全貨物便の業務をドバイ・ワールド・セントラル(DWC)にあるアル・マクトゥーム国際空港の新貨物ターミナルへの移転を完了し、運用を開始しました。

 新貨物ターミナルと関連施設の建設は2013年7月より開始し、現在250人のスタッフにより最終竣工作業に入っています。2014年9月に完成予定の第2フェーズ始動後は職員が500人に増え、年間70万トンの貨物を扱うことが可能になります。

 エミレーツ・スカイカーゴは5月現在、ボーイング777F型機10機とボーイング747-400ERF型機2機の合計12機の貨物専用機を保有しており、世界各地の50以上の就航地に運航。貨物専用機に積載された貨物は、専用のトラック輸送サービスにより、アル・マクトゥーム国際空港からドバイ国際航空まで、専用機の貨物を旅客機に運ぶ際の主要道路となるエミレーツ・ロードを通って運搬されます。

 IATA(国際航空運送協会)が発行する「World Airline Transport Statistics」によると、現在エミレーツ・スカイカーゴは、国際定期貨物輸送トンキロにおいて第1位です。

エミレーツ・スカイカーゴ,777貨物機

エミレーツ・スカイカーゴのボーイング777貨物機 資料提供:エミレーツ航空