JTA、21年3月期決算発表 最終損益は60億円の赤字

日本トランスオーシャン航空(JTA)

日本トランスオーシャン航空(JTA)は5月7日、2021年3月期の決算を発表した。最終損益は60億円の赤字だった。

売上高は191億円(前期比44.7%)、営業損失84億円、経常損失85億円となった。新型コロナウイルスの感染拡大による、諸各需要の減退の影響を大きく受けた。

提供座席数は2,729,000席(同64.5%)、旅客数は1,261,000名(同40.9%)で、旅客収入は150億1,300万円となった。需要に応じた減便を実施し、月間運航率は31〜92%となった。 貨物・郵便収入は17億7,500万円(同79.6%)、付帯事業収入は12億円(同72.4%)だった。

営業費用は、変動費用は旅客需要の大幅な減退や供給調整によって139億円(同78%)、人件費や社外役務費などの固定費も137億円(同83.6%)に削減した。空港使用料減免などにより、合計では276億円(同80.7%)となった。

2022年3月期は、売上高332億円(同173.8%)、 営業利益16億円、経常利益16億円、最終損益は11億円の黒字を見込んでいる。