中部横断自動車道、南部IC〜下部温泉早川IC間を8月29日午後4時開通

NEXCO中日本

NEXCO中日本は、中部横断自動車道の南部インターチェンジ(IC)〜下部温泉早川IC間を、8月29日午後4時に開通する。

国土交通省が事業を進めていた、富沢IC~六郷IC間の28.3キロのうち13.2キロで、身延山ICも整備する。これにより事業区間すべてが開通する。開通により、中央自動車道の双葉ジャンクション(JCT)と新東名高速道路の新清水JCT、東名高速道路の清水JCTが高速道路で結ばれることになる。山梨県と静岡県の県庁間の所要時間は、国道52号線利用では約165分かかったものの、開通により約95分に大きく短縮できる。

山梨県の主要農産品である桃やぶどうなどの海外への輸出は増加傾向で、東京港や横浜港への輸送は、渋滞や待機による時間損失が大きかった。中部横断自動車道の整備により、清水港への所要時間は約100分と、東京港や横浜港と比べて約80分短縮できる。企業立地の増加による雇用創出も見込まれるという。