”空飛ぶウミガメ”、503日ぶりにハワイの空へ　ANAの「フライングホヌ」、お盆に成田〜ホノルル2往復

2021年8月10日

全日本空輸（ANA）は8月9日、東京/成田〜ホノルル線にエアバスA380型機「FLYING HONU（フライングホヌ）」の投入を再開した。お盆に繁忙期に合わせ、東京/成田発は8月9日と13日、ホノルル発は8月10日と14日の2往復運航する。

東京/成田発のNH184便の乗客数はファーストクラス8名、ビジネスクラス38名、プレミアムエコノミー7名、エコノミークラス92名の計145名だった。ファーストクラスは満席で、上級クラスを中心に需要が高かった。乗客は家族連れのほか、オリンピックの関係者の姿も見受けられた。

ANAは現在、東京/羽田〜ホノルル線をボーイング787-8型機で週2便運航している。ハワイでは、州指定の陰性証明書の取得で、10日間の隔離が免除されており、観光目的での入国もできる。出発空港で事前審査を受けることができる「プリクリアランス（事前検疫審査）」も提供する。現段階では、帰国時に新型コロナウイルスの陰性証明書の取得と、14日間の自主隔離が必要となる。

ANAが2機を保有するエアバスA380型機は、東京/成田〜ホノルル線の運休中、東京/成田・名古屋/中部・大阪/関西発着のチャーターフライトやレストランとして活用されてきた。